「小石川の杜プロジェクト」の版間の差分
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+ | 「小石川の杜プロジェクト」は、五中・小石川の紫友百周年事業の一つです。植栽と関連活動を毎年継続し、その積み重ねによる状況変革を目標とするプロジェクトです。従って、その活動は百周年にとどまるものではありません。次の百年(二百周年)を俯瞰する超長期の活動です。みどりの環境と生活価値の育成がテーマ。中高一貫の生徒は6年間にわたり、自分たちで植えた一本一本の樹木とともに過ごすことになります。 | ||
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+ | 一方、課題は多岐に渡ります。寄付やキャンパスの利用に関わる都の政策や規制、目いっぱいのカリキュラム内での社会活動、活動を支える基金の設立と維持、何よりも継続性を担保する仕組み・・少しずつでも実績の積み重ねがそれらの障壁を一つずつ超えていくと信じます。その先に今日想像する以上の世界がひらけるでしょう。何よりも生徒たちの前向きの熱気が頼もしい限りです。高層化する都市の中で、個人の庭から社会共有のみどりへ移り変わるように、これからは、個人の趣味の世界から社会を支える活動へ公共性の意識が育っていくことでしょう。都市におけるみどりのおつきあいの本質はそこにあり、また、若い世代に託する理由でもあります。そして、同窓生の参加も歓迎、皆さまの息の長い支援が不可欠となります。 | ||
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2017年8月21日 (月) 17:18時点における版
小石川の杜プロジェクト (こいしかわのもりぷろじぇくと) は五中・小石川創立百周年記念事業のひとつとして始まった同窓生と在校生が協力して行なっている学校緑化活動である。
発足にあたって
「小石川の杜プロジェクト」は、五中・小石川の紫友百周年事業の一つです。植栽と関連活動を毎年継続し、その積み重ねによる状況変革を目標とするプロジェクトです。従って、その活動は百周年にとどまるものではありません。次の百年(二百周年)を俯瞰する超長期の活動です。みどりの環境と生活価値の育成がテーマ。中高一貫の生徒は6年間にわたり、自分たちで植えた一本一本の樹木とともに過ごすことになります。
一方、課題は多岐に渡ります。寄付やキャンパスの利用に関わる都の政策や規制、目いっぱいのカリキュラム内での社会活動、活動を支える基金の設立と維持、何よりも継続性を担保する仕組み・・少しずつでも実績の積み重ねがそれらの障壁を一つずつ超えていくと信じます。その先に今日想像する以上の世界がひらけるでしょう。何よりも生徒たちの前向きの熱気が頼もしい限りです。高層化する都市の中で、個人の庭から社会共有のみどりへ移り変わるように、これからは、個人の趣味の世界から社会を支える活動へ公共性の意識が育っていくことでしょう。都市におけるみどりのおつきあいの本質はそこにあり、また、若い世代に託する理由でもあります。そして、同窓生の参加も歓迎、皆さまの息の長い支援が不可欠となります。
沿革
2012年に本格化しはじめた百周年記念事業のなかで、学校内に新たな同窓会館もしくは同窓会事務所機能を有する施設の建設や冷暖房設備の寄付や校庭緑化など施設設備系の記念事業を検討する組織として百周年実行委員会内に「設備施設企画委員会」が設置された。
委員会および同窓会で施設設備に関するさまざまな検討が行なわれたものの、東京都は学校への寄付行為は受け付けないとの立場をとっていることが懸念材料となっていた。2013年4月に東京都教育委員会都立学校教育部との面談において都立高校の施設設備はすべて公費によってまかなうことが原則であるとの回答が出たことで懸念は現実となった。この結果を受け、2014年1月の第6回百周年実行委員会において施設関係の記念事業は困難であるとの結論がでた。
設備施設企画委員会の活動は開店休業状態になったが、当時の設備施設企画委員会委員長の柴田知彦(017D)が、目通り周30cm(直径10cm)に満たない樹木は東京都の財産目録による管理対象外であることに着目。財産ではないのだからこの条件に合致する若木の植樹であれば寄付行為には該当しないという論法で、2015年3月の第9回百周年実行委員会において、環境問題や緑化問題についての教育的役割として校内に植樹を続けて100年の森に育てようという「小石川の森」構想を報告した。
その後この構想は「小石川の杜プロジェクト」と命名され、設備施設企画委員会は環境企画委員会に改組されて、生徒と卒業生が一体となった学校緑化活動へと拡大した。
試験植樹
2017年5月13日 16:00から雨天であったものの生徒、同窓生により第1回試験植樹が行われた。場所は校地北西面。