蜃気楼

提供:五中・小石川デジタルアーカイブ
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蜃気楼』(しんきろう)は、010Aが在学中および卒業後に発行したクラス文集である。高校2年生のときに発行したのが始まり。1958年3月16日に卒業記念の2号を発行した。2冊ともガリ版刷りの手作業で制作・発行されている。2018年ごろに復刊プロジェクトが立ち上がり、2020年4月に傘寿を記念して3号が発行された。

1号、2号

蜃気楼1号、2号の表紙

担任長友貞光(体育)のもとで発行されたクラス文集。長友はたびたび「基礎が大事」とホームルームで生徒に話していたという。第1号は高校2年のときに、第2号は卒業直前にいずれもガリ版刷りで制作・発行された。

復刊(3号)

蜃気楼3号表紙

卒業後もときどき長友先生を囲んでクラス会を開いていたが、多くが会社員生活を終えた60代以降になり頻繁に集まるようになり、年に一度のクラス会のほか、暑気払い、散歩、スキー、合唱など活動をするようになった。そのようななかで河野尚孝(010A)が「蜃気楼」をもう一度と提案した。

その後、河野尚孝は復刊を見ることなく他界したが、2018年秋のクラス会でクラス幹事の木村浩(010A)と阿部和江(010A)が「蜃気楼3号を発行する。2020年春に開くクラス会で配布する」と宣言し、復刊のプロジェクトがスタートした。

彼らに青山善充(010A)、池辺史生(010A)、工藤正美(010A)、矢嶋壯吉(010A)の4人を加えて発起人会が結成した。

2019年初めに全級友へ原稿依頼を通知したが、これは名簿管理を担当していた工藤がすでに他界した12人を含め同級生53人の消息をしっかり把握していたから可能となったことである。

内容はなんでもよいが、4000文字程度まで、パソコンによるメール送稿が望ましいが手書き郵送でも可として広く原稿を集めることとした。

2019年夏に、原稿が集まりだした。原稿は近況だけの短信もあれば4000字どころか2倍、3倍の長尺原稿もあったという。遺族からの原稿3本を含め、全部で34編の原稿が集まり、表紙は1、2号を担当した浦野俊之(010A)が担当することになった。