落合寅平
落合 寅平(おちあい とらへい)は、東京府立第五中学校校長(第2代)である。第5代校長の落合矯一の父親である。
略歴
1930年(昭和5年)1から1938年(昭和13年)まで校長
エピソード
- 会津中学の校長に着任早々、校内誌にて時代に先がけて「ヴィライティーがあって初めてユニティーがある」と、協同の実現のためには多様性の尊重に基づく公平な判断の必要を呼びかけ、教師も東京はじめ各地から新進気鋭の人材を集め、近代化に着手した
- 昭和11年の『婦人倶楽部』中「中等学校入学試験準備の座談会」の参加者として落合寅平が記載されている
- 入学式校長挨拶で「五中の建学の精神は、開拓・創作であり、モットーは自由の尊重である。自らの判断で選び取ったことに責任を持つことがほんとうの自由です。先生方を『さん』づけで呼ぶのが五中の伝統です。登校の途中で上級生に会っても先にあいさつする必要はありません。必ず先に上級生が帽子を取って『おはよう』とあいさつしてくれます。下級生の人格を尊重し、下級生をいたわるのが五中の校風です」と語った(紫友同窓会、伊藤長七展HP版)
- 校長時に体育教師だった嘉納治五郎の口述を「柔道家としての嘉納治五郎」「教育家としての嘉納治五郎」として筆録していた(意志力道場ウォーク)
関連項目
前任 | 在任 | 後任 |
---|---|---|
伊藤長七 | 井上宗助 |