卒業生数の一覧
旧制中学校、高等学校、中等教育学校と制度の変遷に加え、戦中戦後の一時的な制度変更や混乱などでわかりにくい部分がある。
卒回、期生
紫友同窓会では「第xx回/xx期生」といういわゆる卒業ナンバーは、原則として卒業回数によっている。たとえば府立五中が開校した大正8年4月に入学し、大正13年の3月に卒業した者を「1回」としている。そのため、転出して再入学、留学し編入した場合などで遅れて卒業した場合には同期入学者とは異なる回数となる。
ただし例外もある。いわゆる旧制中学校では通常は5年制であったが4年修了時点で上級校へ進学する者もいた。彼らの回数は卒業待遇者として同期入学者の回数と同じとし、両者を区別する場合には「1回(修)」としている。
さらに、戦中戦後期は混乱や学制の変更によって回数の数え方が複雑になっている(後述)。
旧制中学校
旧制中学校は5年制(戦時中は4年制)であるが、4年修了で旧制高等学校などへ先んじて進学するものもいた。彼らは自分たちの前年度に入学した者たちと一緒に卒業したわけだが、紫友同窓会では同期入学者の卒回に合わせて「xx回(修)」としている。
旧制23回は全員4年卒である。
旧制24回と25回は同期であるが、前者は4年、後者は5年卒業である。
旧制26回と新制1回および旧制27回と新制2回は、それぞれ同期である。
回卒 | 修了者 | 卒業者 |
---|---|---|
1 | 26 | 134 |
2 | 49 | 136 |
3 | 32 | 138 |
4 | 27 | 143 |
5 | 43 | 156 |
6 | 30 | 158 |
7 | 37 | 162 |
8 | 33 | 153 |
9 | 27 | 152 |
10 | 22 | 203 |
11 | 30 | 188 |
12 | 21 | 188 |
13 | 11 | 218 |
14 | 19 | 200 |
15 | 20 | 217 |
16 | 11 | 233 |
17 | 23 | 216 |
18 | 14 | 238 |
19 | 19 | 225 |
20 | 23 | 216 |
21 | 44 | 212 |
22 | 77 | 171 |
23 | 241 | |
24 | 48 | |
25 | 166 | |
26 | 23 | 86 |
27 | 11 |
新制中学校・高等学校
新制中学校は昭和22年4月から発足したが、同年第一学年の生徒のみを義務就学とし、以後学年進行によって24年度に全学年の義務就学が完成した。その間に23年度からの新制高等学校の発足に伴い、旧制中等学校の2年生と3年生は、新設の高等学校に中学校を併設して希望者はその2年生、3年生として教育するなどの経過措置がとられた。[1]
旧制26回と新制1回および旧制27回と新制2回は、それぞれ同期である。
回卒 | 卒業者 |
---|---|
01 | 190 |
02 | 295 |
03 | 368 |
04 | 436 |
05 | 435 |
06 | 427 |
07 | 388 |
08 | 417 |
09 | 404 |
010 | 422 |
011 | 413 |
012 | 407 |
013 | 409 |
014 | 414 |
015 | 399 |
016 | 403 |
017 | 412 |
018 | 520 |
019 | 459 |
020 | 452 |
021 | 453 |
022 | 446 |
023 | 441 |
024 | 434 |
025 | 429 |
026 | 436 |
027 | 401 |
028 | 404 |
029 | 405 |
030 | 411 |
031 | 415 |
032 | 409 |
033 | 412 |
034 | 410 |
035 | 436 |
036 | 434 |
037 | 403 |
038 | 428 |
039 | 455 |
040 | 433 |
041 | 433 |
042 | 478 |
043 | 429 |
044 | 433 |
045 | 406 |
046 | 388 |
047 | 430 |
048 | 381 |
049 | 359 |
050 | 372 |
051 | 317 |
052 | 358 |
053 | 322 |
054 | 353 |
055 | 331 |
056 | 322 |
057 | 326 |
058 | 326 |
059 | 327 |
060 | 313 |
061 | 164 |
062 | 159 |
063 | 156 |
中等教育学校
回卒 | 卒業者 |
---|---|
中等1 | 159 |
中等2 | 158 |
中等3 | 156 |
中等4 | 157 |
脚注
- ↑ 文部省学制百年史編集委員会「学制百年史」帝国地方行政学会, 1981