開拓館(かいたくかん)とは、1922年 (大正11年) 11月1日に完成した2階建ての洋風建築の校舎である。
2階に図書室が、1階に畳敷きの部屋を設け、「紳士の卵に日本の礼儀を教える」ことを目的とした 「修養道場」のような校舎で、後に柔道場として使われ、戦時中には空襲警戒時の生徒の宿舎としても使われた。
2階の図書室は、邦書に限らず 英語の原書が金文字の背表紙でずらりと並ぶほどの、膨大な蔵書量だったと言われている。