「1923年度 (大正12年度)」の版間の差分
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2017年12月25日 (月) 15:36時点における版
4月7日 本年度より生徒定員を1000名に増加、午前8時より、新入生徒入学式と、始業式とを挙行す[1][2]
4月9日 第1学期授業開始[1]
4月26日 各学級の正副級長列長の選挙を行う[1]
5月10日 東京府会教育常置委員本校を視察せらる[1]
5月11日 学校全員、横須賀海軍工些廠、追浜飛行場の見学遠足を行う、午前7時25分東京駅発、午後6時17分同駅帰着、解散[1]
5月12日 弁論部大会[1]
5月14日 体格検査施行[1]
5月16日 体格検査を続行し、全部終了[1]
5月19, 21, 22日 臨時考査施行[1]
5月27日 5年A組の英語劇大会開催[1]
6月1, 2, 4, 5日 東京高師講堂に於て文部大臣召集の全国中学校長会義あり、伊藤校長出席[1]
6月5日 東京府参事会員来校会計検査施行[1]
6月8日 北白川宮成久王殿下御葬儀、依て御葬儀開始の時刻、午前10時半、全校授業を止め、起立遙拝を行う[1]
6月9日 午後1時より保証人職員懇談会[1]
6月25日 地久節、午前10時より1時間、三宅龍子女史の講話あり[1]
6月30〜7月2日 第1学期定期考査施行[1]
7月2日 始業時を30分早め、午前7時30分始業とす[1]
7月9日 本日より、1授業時を40分に短縮、放課時を繰り上ぐ[1]
7月14日 第2学年英語会開催[1]
7月16日 放課後転地隊および水泳部参加生徒を講堂に集め、それぞれ注意あり[1]
7月18日 第1学期成績表交付、大掃除、9時半放課[1]
7月19日 午前8時第1学期終業式[1]
7月20日 転地隊、水泳部出発[1]
7月21日 夏期休業始まる[1]
7月29日 転地隊無事帰京[1]
8月3日 水泳部帰京[1]
9月1日 午前8時第2学期始業式挙行、10時半解散、午前11時58分大地震襲来、校舎の損害は比較的微少、残り居たる職員生徒協力して理科室、博物室等の薬品標本、棚等の整理を行い、また応急の警戒をなす、地震と共に市内各所に失火未曾有の大火災となる[1]
9月2日 大火災2日目、避難者のために校庭および雨天体操場を開放、夕刻までに避難し来たる人800余[1]
9月3日 大火災3日目、午前6時頃鎮火、本日より3日間臨時休業[1]
9月5日 午前9時頃生徒の参集したるもの若干、9月8日まで臨時休業とす/校舎の一部警視庁の救護所となる[1]
9月10日 午前9時職員一同、生徒約半数集合、校長より17日午前10時、さらに本校に集合すべきこと18日より授業開始の予定なる旨の話あり[1]
9月17日 午前10時職員生徒一同登校、講堂にて校長よりこの際における心得につき訓話あり、10月1日より授業開始の棟を告げ解散[1]
9月22日 新聞広告によって生徒を集む、午前9時集まる者約300名、校長罹災生徒を慰問のため、慰問品蒐集の企てを生徒に話し、実行に着手す[1]
9月26日 警視庁救護班引揚ぐ[1]
9月27日 午前8時生徒結束して集まる者約200名、本校罹災生徒の家庭130に対し、慰問品の配給を行う[1]
10月1日 午前8時職員生徒一同登校、各教室を掃除し、授業開始の準備をなしたる後、校長より訓話あり、10時解散[1]
10月2日 震火災のために始業式後休みゐたる授業も本日より愈々行わるることとなる、但し焼失したる第三中学の1、2学年8学級と、校舎を共同使用する都合上、2学年以上は毎週字数1時間(体操)を減じ、30時間の授業となす/本日より第2授業時の後に15分間、全校生徒職員の合同体操を行う、正午放課とし、本校の生徒手分けして、三中罹災生徒の家庭に慰問品の配給を行う[1]
10月30日 全部午前放課とし、午後1時より紫友会物故会員4名の追悼会を行う[1]
10月31日 天長節祝日、午前7時職員生徒一同宮城二重橋前に於て拝賀式挙行[1]
11月 開拓館完成(紫友会)、学校側に引き渡す[3]。大正11年11月に竣工し、1月に開館式まで行われているのでこれは大正11年11月、つまり竣工と同時に引き渡しの間違いである可能性がある。
11月3日 本校創立記念日、午前8時職員生徒一同登校、第5回創立記念式を行う。[1]
11月3, 4日 第3回創作展覧会。入場者約2000名[1]
11月11日 国際連盟協会主催、今回の震火災に際し、諸外国より寄せられたる深厚なる同情に対し、感謝の意を表するため、対外感謝デーの催あり、日比谷公園にて少年少女大会開催さる、この催の一として、かねて同会にて募集中なりし世界平和宣伝の「ポスター」を印刷してこの日広く世に頒布せらる、その「ポスター」に、本校1年D組の正木俊助の応募せるもの当選したるはまことによろこばしき次第なり、本校もこの国際連盟会の企を賛して校長以下若干名当日の会に参加す[1]
11月16日 第2時授業時の後、校長、職員生徒を校庭に集め、今回渙発せられたる国民精神作与に関する詔書の奉讀式を行い、尚御趣意のある所につき訓話あり[1]
12月1〜4日 各学年の第2学期定時考査施行[1]
12月24日 第2学期終業式[1]
12月25日 冬季休業始まる[1]
12月25〜30日 冬季講習会を本校講堂に於て催す、講師は本校教諭のほか、青木一高教授、上條商大教授、藤森良蔵氏、長谷川康氏、塚本哲三氏も参加せられ、聴講者220余名[1]
1月1日 午前7時宮城前に於て拝賀式挙行[1]
1月7日 冬季休業終わる[1]
1月8日 第3学期始業式[1]
1月9〜18日 剣道寒稽古を催す[1]
1月17日 午後1時より4、5年保証人会を催す[1]
1月26日 皇太子殿下御成婚、午前8時半より講堂に於て奉祝式挙行、式後各教室に於てクラス会を催す、また、午前11時より全校対抗のバレーボール蹴球試合を行い、薄暮解散[1]
2月7日 入学願書の受付始まる、但し毎週木曜1日だけを受付日とし、最終を3月13日とす[1]
2月8〜13日 4年修了試験および5年卒業試験施行[1]
2月11日 「開拓」第5号発行
2月11日 紀元節、午前6時30分宮城前にて拝賀式挙行[1]
2月23日 弁論部大会開催[1]
3月 校舎および校具を私立東京五中夜学校に貸与[4]
3月6日 午前10時30分より講堂に於て以下の式を行う、第4、5学年修了式、剣道寒稽古皆勤賞授賞式、水泳部遠泳者授賞式、卒業生に対する送別式[1]
3月7日 第4授業時に於て、第3学年以上の生徒を講堂に集め、卒業式に関する心得を通達し、かつ簡単なる予行を行う[1]
3月8日 卒業証書授与式準備のため臨時休業[1]
3月9日 午前9時半より、本校第1回の卒業証書授与式を挙行す、卒業生徒134名、当日、宇佐美府知事臨場、来賓34名、卒業生の父兄74名、出身者19名参列[1]
3月11〜14日 第1、2、3学年の学年末考査施行[1]
3月13日 入学願書受付締切、総数1507名[1]
3月19日 始業式挙行[1]
3月20日 春季休業始まる、入学資格試験施行、受験者79名、合格者12名[1]
3月27日 入学考査第1日、午前8時より11時まで統合心性考査施行、受験者1226名[1]
3月28日 入学考査成績調査[1]
3月29日 午前6時半、この日の体格検査、行動考査を受くべき者260名の番号発表、8時より体格検査、行動考査を行い、午後3時頃終わる[1]
3月29日 私立東京五中夜学校(13年度より開設)に、校舎延456坪並びに附属校具一式を貸与する[1]
3月30日 入学考査成績銓衡会議午前8時より午後3時に至る、午後5時合格者200名の氏名を発表、直に雨天体操場に合格者を集め、校長より挨拶あり[1]
3月31日 午前9時より新入学生徒の保証人会、正午終わる[1]
教職員
記念学芸会
3月9日(日)午前9時半より第1回卒業証書授与式が行われ、その後すぐに記念学芸会が開催された。演目は以下のとおり
- 開会挨拶
- ナポレオンと英国水兵(英語暗誦):中澤弦男
- 鳥の起原 - 四翼説に就き -(講演):矢部長順
- 時代(演説):内藤浩次
- トロイカ(ピアノ演奏):山邊知行
- 閉会挨拶
卒業生数
修了:26名
卒業:134名
卒業アルバム
オリジナルは橘純一先生所蔵のものが二松学舎大学に寄付され同大図書館に所蔵されている。
関連項目
- 1922年度 (大正11年度)
- 1924年度 (大正13年度)
- 4月府立八中開校
脚注
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 1.24 1.25 1.26 1.27 1.28 1.29 1.30 1.31 1.32 1.33 1.34 1.35 1.36 1.37 1.38 1.39 1.40 1.41 1.42 1.43 1.44 1.45 1.46 1.47 1.48 1.49 1.50 1.51 1.52 1.53 1.54 1.55 1.56 1.57 1.58 1.59 1.60 1.61 1.62 1.63 1.64 1.65 1.66 1.67 1.68 1.69 1.70 東京府立第五中学校・学校沿革誌
- ↑ 「創作」体育館落成記念号外:昭和36年10月2日
- ↑ 創立70周年記念誌
- ↑ 創立50周年記念誌